現状維持バイアス | 認知バイアス

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UI・UXエクスペリエンス現状維持バイアス

Psychology - 2018.12.15 - Three Philosophers

変化を嫌う、実行に踏み出せない傾向が強い人は、現状維持バイアスに支配されているかもしれません。現状維持バイアスについては、UIUX界隈でも有名な、人間の思考回路をシステム1・システム2という領域に分類した、ダニエル・カーネマン氏(2002年・ノーベル経済学賞受賞)の行動経済学や認知心理学が詳しく説明してくれますが、このページでは簡潔に紹介してみましょう。

変化を嫌う根本にあるもの

現状維持で良いと思う心理、そこに働くバランスの悪い偏った思考・傾向は現状維持バイアスと呼ばれています。人間、良い変化ならいくらでもしたいという欲求があるのですが、変化によるデメリットへの想像が強く働いて、行動を起こせないのです。例えば、仕事上であまり思わしくない特定のエージェントと付き合っている状況を考えてみましょう。不満は大きいものの、最低限の報酬も得ているし、エージェントを変えることで、さらに問題が起こるのではないかという気持ちが、変化へのステップを躊躇させてしまうかもしれません。

やはり行動は大切

思い切ってエージェントを変えても、思わしくない結果になるかもしれません。時に信じられないことに遭遇したり、やる気をそがれることもあるでしょう。しかしながら、行動を2度3度と重ねながら、その都度バイアスを外していくことが出来れば、損失・リスクマネジメントも向上し、良い結果がついてくる筈です。

最後は努力です

結局は努力と根気ですかね。この部分は心理学だけではどうにもなりません。目の前に試験が迫っているなら、お酒は断って寝るまで勉強が正解です。タバコ吸って喉痛めているなら禁煙もしましょう。人は確証バイアスやらいろいろなバイアスに支配されて、自分にとって都合の良い答えを見つけようとします。バイアスとそれに伴う悪習慣は、断てるものは断って、明るい未来志向でいきましょう。

まとめ

現状維持からの脱却にはリスクマネジメントが必要です。安直に「不満なら会社・所属を変えろ」とは言いません。現状維持で良い項目も設定しつつ、防御しながら行動に移すことが大切だと思います。