Color Scheme - 2025 -
アナログ配色は類似色の中から何色かを選択し配色します。黄色、黄緑、緑といった感じで、比較的簡単な配色法ですね。ただし、同一色相から類似色相までの範囲で展開する配色方法は様々です。このページでは関連する配色をざっくりと紹介してみたいと思います。
アナログ(類似色相)の定義は、色相を12等分した時、隣り合う3つの色相のことです。同一色相(色相差0)、隣接色相 (1)、類似色相(2~3)でまとめながら配色することをドミナントカラー配色と呼ぶことがあります。 さらに、色相を絞り(同一色相が望ましいが類似色相まで許容)明度差を大きくとるとトーンオントーン配色と呼ばれることがあります。
アナログ配色の対極に位置するのがドミナントトーン配色でしょうか。この配色では、彩度と明度を固定しながらも、色相を制限せずに配色します。
Pears and Knife - 1877-1878 -
セザンヌの作品。ナシ2つ、缶の絵柄の合わせて3つがアナログ配色です。缶の色もそう遠くない色ですし、視線をナシに保たせたまま、ナイフの柄と優しいコントラストを形成しているのが見事です。アナログ配色やモノクロ配色は画面すべてに適用する必要はありません。過剰な理論の追求は表現の幅を窮屈にするだけです。
モノクロ配色のページがやや控えめでしたので、アナログ配色の作品は明るめに仕上がるようプロンプトを考えてみました。
AI-Generated ArtWork - Prompted by
AI-Generated ArtWork - Prompted by
AI-Generated ArtWork - Prompted by
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これがアナログ配色ですと提示されますと「あら綺麗」となりますが、セザンヌのさりげなくも天才的な配色はあらためて素晴らしいなと感じます。あの空き缶・・・とってもクールです。
ちなみにAIの3枚目の作品のピンク色のポーチは、後から付け加えたものです。文中に「アナログ配色やモノクロ配色は画面すべてに適用する必要はありません。」と書きましたが、あまり理論には溺れないようにしましょう。
シンプルに調和すれば良いのです。可愛らしければ良いのです。