Typography - 2025 -
San FranciscoはHelveticaの改良版で小さいサイズでも文字の可読性を保ちます。Helveticaの伝統を受け継ぎ改良が加えられ、Mac OSのフォントとして導入されています。世の中ではミニマルという言葉が安易に使われることも多いですが、このフォントの美しさはまさにミニマルです。SF Proとも呼ばれています。
フォント名 | 種別 |
---|---|
SF Compact Text | Apple Watch向けのフォント 20ptまでのフォントに最適 |
SF Compact Display | Apple Watch向けのフォント 20pt以上のフォントに最適 |
SF Pro Text | Mac Os(タブレット、PC)向けのフォント 20ptまでのフォントに最適 |
SF Pro Display | Mac Os(タブレット、PC)向けのフォント 20pt以上のフォントに最適 |
その他の派生フォント | SF Condensed, SF Compressed, SF Expanded, SF Mono, SF Camera |
Proの方は相対的に丸みがあり、とても美しいです。
CompactはApple Watch向けのフォントでやや縦長ですが、実機で見るとこれもまた美しいです。フォントの美しさがApple Watchの購入の決め手になってしまいました。
システム的に、20ptを境に性格が変わるフォントの視認性の最適化のため、TextとDisplayの2種類が用意されています。歴史的にみるとさらなる改良が入るかもしれません。
(→その後、入りました。上のテーブルのその他の欄で紹介しているいくつかのバリアントがそれです。)
このように、Helveticaというヨーロッパのスタンダード・フォントの流れを汲むSan Francisco(SF Pro)は大変美しく、視認性も素晴らしいフォントです。
マルチデバイス展開していく上では、私がプロダクトデザインで重視してる3C(Complementary, Consistency, Continuous)の観点からも、このような美しいフォントの開発は、ユーザーエンゲージメントの獲得に大きく寄与していくことでしょう。