Typography - 2018 -
ラテン語で未来という意味をもつFuturaはルイ・ヴィトン社のコーポレートロゴに用いられるなど、安定感のなかにも軽快さや洒落っ気なども感じさせてくれる人気のフォントです。VやMなどの鋭角部分のヌケ具合が全体的な印象を軽くしてくれるようです。1927年にバウハウスの講師であったパウル・レナーによって制作・発売されました。
フォント名 | ウェイト |
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Futura Medium | 太さがミーディアム |
Futura Medium Italic | 太さがミーディアムでイタリック体 |
Futura Bold | ボールド体 |
Futura Condensed Medium | コンデンス書体 |
Futura Condensed Extra Bold | コンデンス書体で極太 |
上記はmacOS Sierra搭載のPCを購入時にインストールされているFuturaの種類です。Mediumに比べBoldではMの鋭角が削れるなど、全体的に針金がワイヤーになったような変化がみられます。横幅の狭いコンデンス書体も特徴的で、文字の持つ性格が大きく変わります。
冒頭でも書きましたがFUTURAはルイ・ヴィトン社のコーポレートロゴにも採用されいます。
ルイ・ヴィトンだけに、桁が違うこの大迫力。コツコツ働く庶民をよそに、しゃれっ気たっぷりに未来を向いている感があります。
コンデンス書体やミーディアムからは連想できないかもしれませんが、Google社も2015年よりこのFuturaをベースにしたロゴを使用しています。フォント全体に言えることですが、ウェイトによっても表情が大きくが変わりますので、採用・導入時は様々な書体を候補にブランディング戦略を立ててみると良いかもしれません。