芸術とデザイン | モノクロマティック配色

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色彩理論モノクローム配色色彩理論:モノクロ配色

Color Scheme - 2018.5.22 - Three Philosophers

モノクロ配色はベースになる単色の、彩度、輝度の差で表現する配色です。英和辞書だとmonochromeを白黒とも定義されていますが、デザインやアートの世界では単色展開と捉えましょう。陰影、濃淡、トーン、tints、shadesなどモノクローム配色関連の用語は様々です。

色彩理論:カラーチャート

モノクロは単色という意味です。音楽でもモノフォニーは単旋律という意味です。白黒(グレースケール)と区別して考えましょう。ただ、色の相対性からすると彩度よりも輝度(明度)の変化のほうが影響は大きく見えますので、白黒というキーワードも機能的にはヒントになるような気がします。

色彩理論:カラーチャート

また、色相を統一し、ほんの少しだけトーンに差をつけて表現するカマイユ配色、カマイユ配色の色相の範囲を隣接色相に広げて(±1)トーンの差もやや明瞭にすることができるフォカマイユ配色など、モノクロ(単色)配色とアナログ(類似)配色の中間に位置している配色もあります。

名画の中のモノクロ配色 の作品の場合

セザンヌの絵画 石膏のキューピッド

Plaster Cupid - 1867 - Paul Cezanne

セザンヌの作品。石膏の像をほぼモノクロ配色で描いています。ブルー系の単色配色ですね。右上の淡く弱い色彩とのコントラストも良い感じです。非常に少ないタッチですが、明度と彩度の違いだけでも質感が表現できるというお手本のような作品です。

まとめ

モノクロマティック配色は、色彩理論の中でも一番ややこしいところです。昔の人はHue(色相)・Saturation(彩度)・Brightness(輝度)の相関関係を立体的に捉えたりして苦心していたのですが、現在はコンピューター社会ですので、RGBやCMYKに加えてHSBの値の操作も楽になりました。ですので何度もトライしながらシックに決めましょう。