芸術とデザイン | テトラディック配色

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色彩理論テトラッド配色色彩理論:テトラード配色

Color Scheme - 2018 - Three Philosophers

テトラード配色は黄・紫・赤オレンジ・青緑など4色構成で調和をみせる配色です。3色までは意識的に構成することも可能ですが、桁が一つ上がった4色配色からは参考程度に理論を学びしょう。ダイアード、テトラードともにあまり考えすぎないようにすることが大切です。

色彩理論:カラーチャート

テトラード配色の正方形型には
黄・紫・赤オレンジ・青緑、
黄オレンジ、青紫、赤、緑
オレンジ、青、赤紫、黄緑
といった組み合わせがあります。

色彩理論:カラーチャート

テトラード配色の長方形型には
黄緑・赤紫、黄オレンジ、青紫
黄、紫、オレンジ、青
といった組み合わせがあります。

名画の中のテトラッド配色 ドニの作品の場合

ドニの絵画

Daphnis and Chloe - 1918 - Maurice Denis

ナビ派のドニの作品。強烈なコンポジションではありませんが、黄・紫・赤オレンジ・青緑など配色は効果的で、やさしさの中にもしっかりとした印象を残す作品に仕上がっています。もちろん理論的には違う解釈も可能だと思いますが、このような佳作は要素が増えていった際の参考にしたいですね。

まとめ

あくまで色彩の調和理論なので色相環で頂点を4つ作ることばかり考えているとなかなかうまくいきません。ナビ派、印象派も素晴らしいですが、個人的にはさらにその上に位置するカテゴリーもあると思います。ダイアード、トライアド、そして各色の機能・性格を考慮しながら、素晴らしい作品を創造してみましょう。