Typography - 2018 -
Gill Sansは芸術家のエリック・ギルがデザインしたフォントで、ヒューマニスト・サンセリフ体に属します。彫刻もギル氏の表現範囲の一つだったようで、CopperplateやTrajanなどもそうですが、ウェブなどでみかける書体が「彫る」という行為の進化系だと考えますと、歴史や愛着を感じられるようになるでしょう。
フォント名 | ウェイト |
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Gill Sans | 収録ウェイト:Regular, Italic, Light, Light Italic, SemiBold, SemiBold Italic, Bold, Bold Italic, UltraBold |
Mac Os High SierraにバンドルされているGill SansにはLightからUltra Boldまで9種類のウェイトがバンドルされています。どちらかというと、BoldやSemiBoldくらいのウェイトの大文字に魅力があるフォントだと思います。
Gill Sansは芸術家の作らしいセンスのあるフォントです。エリック・ギルが工芸学校で師事したエドワード・ジョンストン氏は書家としても活躍していたそうで、Gill Sansというフォントもヌケの良さというか、しっかりとした土台の中にも良い意味の軽さがあるので、幅広い用途に対応できるでしょう。