確証バイアス

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UI・UXエクスペリエンス確証バイアス

Psychology - 2018.12.13 - Three Philosophers

認知バイアスの主要項目である「確証バイアス」についてふれてみましょう。都合よく自己を形成し、時に歪んだ、正しいとは言い難い考えに支配されていくこと、いく力の原因の一つになるのが確証バイアスです。

確証バイアスにより徹底抗戦する人々

TEDで確証バイアスをトピックにする回(Confirmation Bias and Naive Realism / TED) があり、戦後29年間もフィリピンのルバング島で徹底抗戦していた小野田寛郎さんのことが語られていました。最近、インド領近くの北センチネル島というところで、外部との接触を拒む島民に宣教師が殺害されるという事件がありましたが、小野田さんの抗戦ぶりもすさまじく、多数の死傷者を出したそうです。ルバング島を日本軍の占領地だと思っていたこと、フィリピン配属前後に叩き込まれた行動指針などが影響し、小野田さんは頑なに投降を拒んだそうなのですが、これらは確証バイアスの一つにあたるようです。

小野田さんを説得できた唯一のものとは

大小さまざまな説得活動も無駄になるかと思われていましたが、現地で邂逅した旅行家の日本人のアシストもあり、小野田さん直属の上官の命令を伝えることに成功。ここで帰国が実現しました。確証バイアスは様々ですが、行動原理を揺り動かすさらに大きな力(フォース)が存在するのは確かなようで、小野田さんのそれは「上官からの指示」だったのです。センチネル島の島民との接触に成功した人もいましたし、解けない呪縛は無いのかもしれません。

まとめ

確証バイアスという言葉は何というか仰々しいですから「あたりまえのことじゃないか、何を大袈裟な」と思う人もいるでしょう。しかし普段私たちは何気ない心の動きをどれくらい見つめられているでしょうか。日常でなんとか頑張れば自分の考えを変えられそうな時はたくさんありますね。「あぁここでひと踏ん張りだ」「なんでこんなくだらないことに気を取られているのだろう」といった時がそれです。自分を客観的に捉え、冷静な視点に立つことをクリティカルシンキングとも呼ぶそうですが、他人に解いてもらうのではなく、自分から客観性にアクセスを試みることは大切です。

グーグルの検索結果なども、我々個人一人ひとりのバイアス(傾向)が加味されたものになっているのですが、AIや自分の悪い習慣に支配されるよりも活用し、アプリの設計から人生の設計まで、様々な体験(エクスペリエンス)向上に繋げていきたいところですね。