フォト・写真 | ガンマ値について

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フォトセオリーガンマ値について

Photography - 2018.6.10 - Three Philosophers

ガンマ値を操作するということは単純に明るさの調整と捉えても良いですが、中間色(階調性)に関する操作であると言えます。HDRなどもデジタル技術に関する用語ですが、こちらも単純に輝度の範囲が増減するわけではなく、階調の深みをもたらします。

ガンマ調整の一例

ガンマ調整

このように、ガンマ値調整=中間色(階調)の調整ですと、イメージを損なうことなく全体が明るくなります。

明るさ調整の一例

明るさ調整

ガンマ値の変更による階調調整ではなく、単純に明るさの値を変更するとこのようなイメージになります。パッと見た感じで階調性に乏しく変化も部分的で、煙突などのオブジェクトに色の破綻が生じてしまっています。

肉眼の中間色認識における特性と各デバイスのガンマ補正

PCではWindowsとMacの両OSともにデフォルト値が2.2に設定されていますが、数年前まではMacでは1.8が主流でしたので気をつけましょう。モニター間で見た目が違う場合はガンマ値の調整をするとしっくりくる場合が多いです。その際2.2という値に合わせれば、ひとまず汎用性はもたせることが出来ます。
人間は暗い部分に敏感で、色の認識の際に多くを暗い部分に割きます。数値的には0.4~0.43のガンマ特性があるそうで、カメラの多くもその特性に合わせる形で同じような値が設定されいます。

まとめ

デジタルデバイスでは表現できる色世界に限界がありますので、特に黒に近い色がつぶれてしまったりと、肉眼からは程遠い見た目になってしまうことは否めません。ですから映画や写真があえて青や緑がかっていたりと、心理的に良く見える加工で勝負しているケースも多いですね。ガンマの理論的な部分(入力と出力のバランスを1とするなど)は他の書籍などをご覧頂ければより詳細を知ることが出来ると思いますが、ひとまず階調の深みが与える視覚的な影響を知っておけば、「明るくしてください」ではなく、「階調に深みをあたえて頂けますか」という問いかけも出来ると思います。