多数派同調バイアス

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UI・UXエクスペリエンス同調バイアス

Psychology - 2018.12.20 - Three Philosophers

多数の同じ意見の中では、自分もそれに同調してしまうことを、多数派同調バイアスと呼びます。

集団行動時の特性

よく日本人は集団行動が得意なほうだと言われます。震災時などの理路整然とした行動は世界中で報道され称賛されています。しかし実はこれ、日本人というよりは、人間に備わった、集団行動時の特性でもあるのです。人間には、自分と意見の異なる集団にあっても、同調しようとする性質があります。(参考:正常性バイアス)

オキシトシン

絆のホルモンともいうべき、オキシトシンの存在に注目したポール・ザックは、神経経済学で著名ですが、彼によると、人が集団に属し、その活動によって同胞意識が芽生えた時に、オキシトシンというホルモンの分泌レベルが上昇し、満足感や、落ち着き、安心感などが得られるとしています。ワンちゃんでも優しく撫でてあげると分泌するそうなので、MTG時などはお世辞でもなんでも使ってみるのも良いかもしれませんね。集団の皆のオキシトシンレベルが上昇します。

オキシトシンは、共感や帰属意識を高める働きをしますが、反発的な人はその分泌に問題があるともいわれています。もちろんこれ、くだらないデザインを出されても、それに無条件でOKしろと言っているわけではありませんが、コミュ力のない人を見ても、すぐに諦めずに、寛容な姿勢で接することも大切なのかもしれません。

まとめ

いやぁ、オキシトシンは良いですね。お酒や安定剤は脳に悪い影響も起こしそうなので、全く飲まない派なのですが、自前のオキシトシンは役立てたいですね。

ちなみにポール・ザック氏の有名な著書のタイトルは「経済は競争では繁栄しない」です。興味のある方はぜひご一読を。
参考:続インターフェースデザインの心理学/スーザン・ワインチェンク